【ラオス】メコン川クルーズのすすめ:ファイサーイからルアンプラバンまで

2017年9月時点での情報となります。タイからラオスのファイサーイ(Houay Xay/Huay xai)に入り、そこからクルーズ船でルアンプラバン(Luang Prabang)まで移動しました。途中パクベン(Pakbeng)で一泊。利用したShompoo Cruise社のクルーズは、ガイドの質、食事、ボートの設備、ツアー内容等、トータルで大満足でした。メコン川をゆったりクルーズする贅沢な時間。ラオス旅行のハイライトとなりました。このクルーズは一般のスローボートと何が違うのか、クルーズ体験について書きました。

 

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ファイサーイはメコン川クルーズのゲート町

ファイサーイにいる外国人観光客の9割はGibbon Experience(ジャングルの中をジップラインで移動するアドベンチャー)目当てか、ルアンプラバン行きのボートに乗ろうとしているかのどちらかです。

ファイサーイからルアンプラバン方面へ出ているボートは数種類あるようですが、ほとんどの観光客は、安い(Budget)スローボートか、「豪華」版(”luxury”)のクルーズのどちらかを利用します。

たいていのボートの日程は同じで、午前にファイサーイを出発し、当日夕方にパクベンという町に到着、翌朝出発し午後にルアンプラバンに到着する、という1泊2日のコース。パクベンはたくさん安いホステルがある小さな町で、ファイサーイ同様、泊まる以外特にやることは無い町です。

 

一人US150ドルの贅沢クルーズ、US25ドルの安いボートと何が違うの?

Shompoo Cruiseのボックスシート

バックパッカーの間では、安いスローボートを利用するのがお決まりのコース。安いボートの相場はUS25ドルくらいです。他方、私が今回利用した贅沢版クルーズのShompoo Cruiseは、一人US150ドル(2017年10月以降155ドルに値上がりしたようです)。安いボートの6倍(!)の価格です。

なぜ、私があえて高額の方のクルーズを選んだかというと、「船旅をする」ということ自体が楽しそうと思ったことと、途中でヴィレッジによって現地の方の生活を見せてもらったり、洞窟に寄ったりと、観光の要素も含まれていたからです。

Luxury Cruiseのオペレーターはいくつかありますが、どれも内容はほとんど同じでした。私はLonely PlanetとTrip Advisorで評判が良かったShompoo Cruiseを選びました。ちなみに、地球の歩き方に載っていたクルーズはもっと高額でした。

高いクルーズの例として私が利用したShompoo Cruiseと、一般的な安いスローボートの主な違いを比較しました。Huay xaiーPakbengーLuang Prabangのルートで、2泊1泊の日程の場合の比較となります。

 Shompoo Cruise普通のスローボート
料金/人
(2017年11月現在)
$155$25-$30
宿泊Pakbeng

上記料金には宿代は含まれない。含んだ料金もあるが、自分で予約したほうが安い。
Pakbeng

含まれない。
食事美味しい船上ランチ2回分が含む。いつでも食べられるフルーツも用意されている。カップヌードルやスナックが購入できる。サンドウィッチなどの軽食を持ち込む人が多いらしい。
飲み物コーヒーとお茶は飲み放題。ボートを降りて観光した後は、冷たい飲み物やウェットティッシュを出してくれる。アルコールとスナックは有料。有料で有り。
トイレきれいに掃除されたトイレ有り。有り。
ファイサーイの国境からのピックアップ有り。料金に含まれる。無し。
ガイド英語が離せるラオス人のガイドが2日間同行する。無し。
観光1日目:Hill Tribeの小さな村を見学。
2日目:Pak Ou Caves(パックオー洞窟) 、Lao Lao Whisky Village(ラオスのウィスキーを作る村)を見学。
無し。
シート心地よい清潔なシート。ボックス席やごろっとできる長いシートがある。以前より心地よいシートになったとのネット情報も。ボートにより質の差がありそう。
事前予約事前の予約と支払いが必須。直前の予約だと人数がそろわず欠航になる可能性がある。不要。船乗り場でチケット購入可。

 

クルーズを利用して大満足だった理由

上の表を見て頂くと、料金の違いの根拠がわかります。クルーズの料金は高いところだと300ドルくらいします。内容はさほど変わらないので、クルーズの中ではShompoo Cruiseはむしろ、とてもリーズナブルだと思います。

Shompoo Cruiseに参加して良かった点を挙げます。

1.食事

丁寧に作られた食事

ボート上で頂くランチが2日分含まれています。これがとってもおいしかった。ボートのオーナー家族(各ボートにはオーナーファミリーがいます)が、船にあるキッチンで料理してくれます。

上の写真の通り、サーブされる食事は、きれいな色味の、できたての、温かいラオス料理!ラオスの定番料理であるモック(魚を野菜やハーブと混ぜて、バナナの葉で巻いて蒸したもの)や、カレー、野菜の炒め物、など、いろんなスパイスやハーブの味を楽しめるお料理が4~5品とご飯が出されました。クオリティの高さに驚きました。

食事のときだけ、ボックス席のテーブルに白いテーブルクロスがひかれます。そういう心遣いも素敵です。移り行く景色を眺めながら頂く食事は、とてもおいしかったです。

 

2.ガイド

立ち寄ったHill Tribeのヴィレッジ

英語が話せるラオス人のガイドが、2日間同行します。

下船して観光するときはもちろんのこと、船の上では自由な時間がたっぷりあるので、ラオス人の生活や家族のこと、ラオスのここ10年の変化のこと、など、たくさんお話を聞かせてくれました。ルアンプラバンの観光情報もガイドさんから入手。

ガイドがいると旅の間に得られる知識が倍増します。現地の方とゆっくりお話する時間は、とても貴重でした。

 

3.同じクルーズに参加していた方々との交流

景色の色は、ひたすらこの青・白・緑・茶、の4色。

本来最大20人くらいのお客さんが乗れる船ですが、私のときは私とパートナー含め計4名、2日目は5名と、少数でした。大分前から予約していたので、欠航にできず(赤字でも!)4名でも運行したとのことでした。(なので、早めに予約したほうが良い!)

食事のときは、ゲスト4名で一つのボックスシートにすわり、料理をシェアしま。私のときは、自分たち以外に、スイスとコロンビアからの旅行者がいました。食事をしながら、スイスやコロンビアのこと、食文化の違い、旅情報の交換など、いろんな話をしました。

旅行中に宿で他国の旅行者と話すということはよくあることですが、ボートの上で一緒に食事をしながら、となると、時間もたっぷりあるので、お友達のような気分になり、船の時間がいっそう楽しいものとなりました。

 

4.船の設備

ごろんとしながら過ごす贅沢な時間

Shompoo Cruiseの船は、テーマカラーのピンクをポイントカラーにコーディネートされたおしゃれな雰囲気のボート。私のとき、乗客はゲストの4名とガイドさん、そして船のオーナーファミリーだけだったので、広々した船上でリラックスすることができました。

安いスローボートはエンジンや乗客の話声でうるさいというレビューを呼んだことがありますが、こちらのクルーズでは寝転がって本を読んだり、ただ静かに景色を眺めたり、船の先頭に行って暖かい日差しを浴びながらぼーっとしたり、おしゃべりしたりと、とても快適に過ごすことができました。

トレイもきれいです!メコン川の水を使っているので水は茶色ですが、きちんと掃除してありました。

 

5.含まれている観光ツアー

Pak Ou Cavesには無数の仏像が置いてある

Hill Tribeの小さな村の見学、Pak Ou Caves(パックオー洞窟)、Lao Lao Whisky Village(ラオスのウィスキーを作る村)の見学が含まれていました。

特にPak Ou Cavesは、ルアンプラバンに旅行に行くほとんどの人が半日~一日ツアーを利用して見に行くところです。クルーズでルアンプラバンへ向かうついでに寄ってしまえば、ルアンプラバンで新たにボートをアレンジする必要もないので、効率の良い時間の使い方だったと思います。

また、Lao Lao Villageでは、ウィスキー以外にも、そのビレッジで作っている手織りのスカーフ等のお土産品を買うことができます。私はおばあさんから手織りのコットンスカーフをUS2ドルで購入しました。結果、ルアンプラバンのナイトマーケットよりも安かったですし、何より作り手から直接買えたので良かったです。

 

パクベン(Pakbeng)での滞在について

スローボート、クルーズ、どちらを利用するにせよ、途中パクベンという町に寄り、一泊することになります。私はADP Guest Houseという宿を事前に予約しました。

パクベンにはゲストハウスがたくさんあるので、予約せずに到着しても大丈夫だと思います。ただし、ハイシーズンは予約しておいたほうが安心かと思います。

レートについては、なんとも言えません、当日その場で交渉したほうが安い場合もあるからです。ただ、事前にネット経由で済ませておけば、カードで決済できるというメリットはあります。

DP Guest Houseは、AgodaやLonely Planetを見て、新しくて清潔そうと思ったので選びました。後から知ったことですが、オーナーはShompoo Cruiseのオーナーでした!クルーズと同じく、ミニマムですが、とっても清潔なゲストハウスでした。

DPゲストハウス1階のカフェ

 

同じクルーズに乗っていたほかの方は、サンクチュアリ パクベン ロッジ (Sanctuary Pakbeng Lodge)に滞在して、すごく良かったと言っていました。このホテルはパクベンでは特別高い宿ですが、ローシーズン(大体5~11月)は大分安くなっているそうです。

 

クルーズしてみたいと思ったら、行くなら、今です!

ガイドから聞いた話ですが、5年後、10年後には、ファイサーイからルアンプラバンへのクルーズ全般が無くなってしまうかもしれないそうです。その理由は、今後数年の間に、メコン川にダムが建設される可能性があるから、とのこと。

クルーズののんびりした雰囲気に興味を持った方は、ダム以外にも開発が色々と進みすぎる前に行かれると良いと思います。

 

最後に

クルーズのおすすめコースは、ファイサーイからルアンプラバンに向かう上流から下流へ向かうコースだそうです。反対方向にもクルーズが出ていますが、当然ながら上流からくるよりも時間がかかります。

また、クルーズにおすすめの時期は案外雨季。ラオスの観光ハイシーズンは乾季で、ローシーズンは雨季ですが、乾季は川の水位が低くなりすぎてボートが出ないこともあるそうです。

今回私はローシーズンに行きましたが、川の水はたっぷり、緑は青々を茂っていて、雨は振っても一時的、宿はローシーズンプライス、ということで良いことばかりでした。ローシーズンは意外と穴場かもしれません。そしてクルージングツアー、お勧めします!

 

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