タイ・チェンライからラオス・フアイサーイへ、バスで国境を越える方法

2017年8月時点での情報です。タイのチェンライ(Chiang Rai)から、ラオスのファイサーイ(Huay Xai)まで、国際バス(International Bus)を利用して国境を越えました。バスの利用方法、イミグレの様子、注意点など、まとめます。

 

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チェンコーンとファイサーイの国境

タイのチェンマイやチェンライから陸路でラオスに入国する場合、タイ・チェンコーンとラオス・ファイサーイの間にある国境を越えることになります。

タイとラオスの間を流れるメコン川には、2013年に開通した、第4タイ・ラオス友好橋 (The Fourth ThaiLao Friendship Bridge)という橋がかかっていて、バス等の車両で渡れるようになっています。この橋が出来る前までは、船で渡っていたそうです。

 

チェンライの中心部から第2バスターミナルへ

チェンライ街中にある第1ターミナル

チェンライには、2つバスターミナルがあります。第1ターミナルは、町中に、第2ターミナルは、中心部から少し離れたところにあります。ラオスに行くバスは、第2ターミナルから出ています

第2ターミナルへは、第1ターミナルから乗り合いタクシー(ソンテウ)が出ています。私のときは一人20バーツでした。乗り合いタクシーに時刻表は無く、人数がある程度揃うと出発します。

第1ターミナルからは、15分くらいで第2ターミナルに到着しました。乗り合いタクシーを利用する場合は、出発まで待ち時間が発生する可能性を考慮し、早めに行くことをおすすめします。

 

バスターミナルでチケットを買う

チケット販売カウンター

チェンライ発ボケオ(ラオス・ファイサーイ)に行くバスの本数は、シーズンによって異なるようです。下の時刻表を見るとわかるように、一番多いときは、一日に4本あると思われます。私が行ったときは、8月でローシーズンだからか、最後の便である16:30発のみ運行していました。

この時刻表を見た時、まだ朝の9時だったので、「4時半まで無いの!?」と焦りました。カウンターのおばさんが「どこに行くの?」と聞いてきて、「ファイサーイ」と答えたら、「12時半に来るから大丈夫」と、カウンターの隅にあるもう一つの時刻表を指差しました。乗ってから知ったのですが、このバスは寝台バスでした。本数の多い方は、座っていく普通のバスで、この1日に一本のバスだけが寝台バスのようです。

料金は、一人220バーツ。カウンターでパスポートを見せて、購入します。

これから行く方は、事前に運行会社であるThe Transport Co.,Ltd に電話し、その日の時刻表を確認した方が良いと思います。シーズンや曜日によって時刻表が異なる可能性があるからです。コールセンターの番号は、1490。

 

第2バスターミナル周りには何もない、でもタイ料理とChiangビールがある!

木の下のテーブルでゆっくり食事

9時にターミナルに着いたものの、バスは12時半出発。チャンライの有名な白い寺院ワット・ロンクンは、第2バスターミナルからそんなに遠くないけれど、すでに前日見に行ってしまった。ということで、ターミナルで時間を潰すことになりました。

ターミナルの周りには特に何もありません。私が行った日は、日曜日だったせいか、閑散としていました。でも小さな食堂がたくさんあって、食べるには困りません。

私は、計3軒の食堂を試してみました。まず1軒目で朝ごはんを食べ、2軒目でチャンビールをゆっくり飲み、3軒目でランチを食べました。3軒目のおばちゃんの料理が美味しかったなあ。木の下のテーブルで食べられるし、気持ちよかったです。食事は、どれも30〜40バーツくらいでした。

 

寝台バスで国境へ

背の高い人には狭く感じる寝台。でもなんだか楽しかった。

さて、やっとバスの時間になりました。寝台バスには、靴を脱いで乗ります。ラオスの入国カードをもらえるので、それを記入し、あとはゴロンとしてリラックスしていれば良いので楽ちんです。

トレイ休憩を一度挟んで、約2時間でタイの国境に到着しました。国境に着いたら、貴重品だけ持ってバスを降りて出国手続きをします。大きな荷物を下ろす必要はありません。

タイのイミグレーション

日曜日だったからか、私たちのバスの乗客以外、人はいませんでした。パスポートコントロールをすんなりパスしたら、バスがまわってくるのを待ちます。この待ち時間は、同乗者の人数や、同乗者の荷物の量によって変わると思われます。私の時は、ある人が、大きなダンボール箱をいくつか持っていて、それに関して税関の人とやりとりしていて時間がかかりました。と言っても20分くらいでした。

第4タイ・ラオス友好橋のかかるメコン川を越えると、次はラオスの国境窓口につきます。タイ国境から5分くらいです。日本人は、15日以内の滞在であれば、ラオス入国に際してビザは不要です。なので、ここでもパスポートコントロールをすんなりパス。日曜日だったので、手数料として20バーツかかりました。

 

ラオスに入国後、ファイサーイまでの行き方

私は、バスはファイサーイの街まで行くと思い込んでいましたが、違いました。チケットをBokeo、ファイサーイまで、として購入すると、ラオスのパスポートコントロールを出たところで降ろされます。街中までは行ってくれません!

国境を出たところにタクシーのおじさんが何人も待っていたのは、その為でした。ファイサーイの街へ行くには、そこからタクシーに乗れば良いのです。ここ以外では、タクシーは拾えないと思った方が良いです。

私とパートナー、そして同じくファイサーイまでいくというイタリア人の3人は、とりあえずもっと街まで連れて行って欲しいと、バスの人にお願いし、国境ではなく、街に近付いたところの道で降ろしてもらうことにしました。ところが、全然車も通らないし、タクシーもいない。降ろしてもらったところの近くにレストランがあったので、タクシー情報を聞きに行ったところ、お店の親切な方が街まで自家用車で送ってくれました。思ったより街が遠くて、歩きではきつかったと思います。

なので、国境を出たところで、タクシーに乗ったほうが楽ですよ。

 

最後に

私の乗った寝台International Busは、そのままルアンプラバーンまで行くバスでした。私はファイサーイからルアンプラバンまでメコン川クルーズをしたかったので、途中下車しましたが、ルアンプラバンへ行く方は、そのまま乗っていくのもありです。

他にも、国境を越える方法として、国境までとりあえず行って、国境間は専用のシャトルバスに乗る、などの方法もあるみたいです。

バスの時刻表は、事前に確認したほうが良さそうです。

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