妊娠中の転職・転職直後の妊娠、知っておくべきこと、気をつけること

妊娠4ヶ月の時、転職しました。面接の時点で、妊娠3ヶ月でした。最近は、転職すること、そして妊娠中も出産後も働き続けることは、珍しいことではありません。ただし、妊娠と転職のタイミングは、意識した方が良いです。産休や育休制度が使えるかどうかに関わってくるからです。何も知らずに妊娠中に転職した私が、事前に知っておけば良かったと思うことをまとめました。転職直後に妊娠した場合にも当てはまる内容です。

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産休は誰でも取得できる

産休は、出産予定日前後に取得できる休みです。産休は、どこの職場にいても、誰でも、申請すれば取得できるものです。

産前休業は、出産予定日の6週間前から(多胎の場合は14週間前)、申請することによって取得できます。つまり、申請して取得するものであり、申請せずに働きたい人はぎりぎりまで働くことも可能です。

他方、産後休業は、マスト。出産の翌日から8週間必ず取得しなければなりません。働いてはいけないし、雇用主も働かせてはいけません。本人が希望し、医師が認めた場合は6週間に短縮することは可能です。

産休中の手当ては、事業主が出すところもありますが、出さない場合は、組合の保険から給料の8割くらいが支給されます。つまり、どこからか金銭的なサポートは得られるということです。

育休取得には条件があるので要確認

有期雇用労働者、つまり契約社員は要注意です。

以下、厚労省のHPからの抜粋です。

期間の定めのある労働契約で働く方は、申出時点において、以下の 要件を満たすことが必要です

1. 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている
2. 子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれる 
3. 子どもの2歳の誕生日の前々日までに、労働契約の期間が満了しており、かつ、契約が更新されないことが明らかでない

あなたも取れる!産休&育休 https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/31.pdf

つまり、育休を申し出る時点で、雇用が1年未満、1年以内に雇用関係が終了する場合、有給での育休対象ではないのです。

育児給付金のない育休取得は職場と要相談

私は妊娠中に転職したので、育休取得の条件にあてはらまず、有給での育休取得ができませんでした。転職前もずっと雇用保険を払ってきたのに、もらえないのはふに落ちません。しかししょうがないのです。

私は保育園が始まるまで、無給で休みを取らせてもらい、入園後に職場復帰しました。

妊娠のタイミングは選べない

基本的に、妊娠は自分の予定に合わせてできるものではありません。自分のキャリアも真剣に考えていて、タイミング次第で転職やステップアップをしたい、妊娠も自然の流れでいつかしたい、そう考えている人はたくさんいるのではないでしょうか。いつ妊娠できるかわからない、または妊娠したから転職できない、つまりキャリアについて長い目で考えられない、という問題は女性にとって大きな負担だと思いました。

しかし、今はどうにもならないので、転職と妊娠の両方を視野に入れて動いている方は、産前産後のもらえるお金について、またその条件について理解しておくことが大切だと思います。

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