Google Tripsは最強の旅アプリ!主な機能の解説

Google Tripsは、2016年9月にGoogleがリリースした、画期的な無料のトラベルアプリです。その魅力はずばり、AIによって色々と自動化されている、という点。最近、旅行に行った際、いくつか似たようなサービスを試してみたのですが、Google Tripsが断トツ優秀だと思いました。予約管理や、行きたい目的地を整理するだけでもとても便利なアプリだと思うので、主な機能をご紹介します!

(これまで日本語版は提供されていなかったため、この記事を準備してきましたが、本日2017年9月6日夕方、アプリを開いたら、いつの間にか日本語になっていました・・・!でもヘルプはまだ英語なので、解説が役に立てば嬉しいです。)

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Google Tripsの特徴=すばらしい点

まず、Google Tripsがなぜ画期的なのか、アプリの特徴となる点を5つ挙げます。「AIによって色々と自動化されている」のが魅力のGoogle Tripsですが、それ以外にも、「使い勝手の良さ」、そして「充実したコンテンツ」が、他サービスとは圧倒的に異なる強みです。

1.自動的に予約を整理してくれる

Google Tripsは、紐付けたGmailアカウントに受信した旅行関連のコンファメーションメール(フライト、ホテル、レンタカー等)を、自動的に判別し、読み込み、旅行の日程表を作成してくれます(「予約の管理」という項目)。過去の旅行もさかのぼって整理してくれます。予約情報は、手動で追加することも可能です。

2.目的地の情報や周遊プランを提供してくれる

Gmailとの連結により、アプリはユーザーの旅行日程や目的地を把握します。その情報から、目的地周辺の観光情報(「おすすめスポット」という項目)や交通情報(「移動手段」という項目)を表示したり、目的地での一日周遊プラン(「日程」という項目)を複数提案してくれたりします。

3.オフラインでも見れる

事前にコンテンツをダウンロードできるようになっているので、旅行中にスマホで通信ができなくても、Wi-fiが無くても、すべてのコンテンツを見る事が出来ます。

4.コンテンツを共有できる

Google Tripsの予約を整理してくれる「予約の管理」機能には、共有のオプションも付いていて、コンテンツをメールで送付できるようになっています。受け取る側がGoogle Tripsのアプリを持っていれば、アプリ上でも同じ内容を共有できます。

5.地図やレビューも同時にチェックできる

Google Tripsは、当然Googleマップと連動しているので、観光地やお店の詳細情報には、Googleマップの地図情報とレビューが含まれています。よって、地図上で位置を確認し、各施設や店舗のレビューをチェックしながら計画を立てることができます。Googleマップのレビューは、TripAdvisorまでのボリュームはないにしろ、以前よりどんどん書き込みが増えているので、今後更に有益な情報源となりそうです。

Googleによるアプリのイメージムービー

さて、実際の旅行でどんな風にGoogle Tripsが役に立つのかイメージしたい方は、上のオフィシャルのイメージムービーを見てみて下さい。

Ashelyという女性がバルセロナに旅行に行くという設定のストーリーです。バルセロナに到着したものの、スマホで通信ができない、wi-fiもない、ホテルまでどうやって行こう・・・と一瞬戸惑ったものの、Google Tripsをダウンロードしておいたから全てOK!という話です。AshelyはGoogle Tripsを片手に、ホテルに無事到着し、効率よく、楽しく観光します。

 

Google Tripsの7つの機能

では、具体的にGoogle Tripsにはどのようなメニューがあるのか、見て行きます。メニューには最大7項目あり、目的地によって表示されたり、されなかったりする項目があります。

例えば、タイのバンコクとチェンライに行く旅行があるとします。すると、バンコクのページでは、「移動手段」や「現地の基本情報」という項目が出てきますが、チェンライのページでは、「予約の管理」、「おすすめスポット」、「 保存した場所」、「 食べる、飲む」しか表示されません。都市の規模によって情報量が違うので、表示項目も変わってくるようです。

一つずつの項目がどのような内容なのか、簡単に説明します。カッコの中は、英語版での表示です。

1.予約の管理(Reservations)

リンクしているGmailアカウントから自動的に予約関連のメール(フライト、ホテル、レンタカー等)が読み込まれ、「予約の管理」に時系列で表示されます。フライトに関しては、フライトナンバー、フライト時刻、予約番号など、ホテルに関しては、Googleマップや電話番号まで表示されます。各予約メールへのリンクも表示されるので、「予約の管理」を見れば、メールをわざわざ整理する必要も無く、本当に便利。これによって大まかな日程表が自動的に完成!

もちろん手動でも、予約を追加できます。ここでも、Googleが知っている情報は自動入力されます。例えば、フライトナンバーを入れれば、フライト時刻が自動的に入ります。賢い。

Google Tripsをダウンロードする価値はこの機能を使うためだけにでもある、と私は思います!特に、複数の街を周遊したり、ホテルをいくつか移動したりする複雑な旅行日程の際、フライトの日時、どの街でどのホテルに泊まるのか、なかなか頭に入らないことってありませんか?そんな時、「予約の管理」を開けば全ての情報が集約されているので、旅行の流れが一目瞭然。

Tips: 他のメールアドレスに届いた旅行関連メールは、リンクしているGmailアカウントに転送すれば、Google Tripsにも反映されます。

2.おすすめスポット(Things to do)

目的地周辺のおすすめスポットがカテゴリー別に表示されます。「人気スポット」「地元で人気」、「お子様連れでも安心」や「アート関連施設」など。各おすすめスポットをタップすれば、オープン時間や、Googleマップでのユーザーレビューも見る事ができます。提案されたプランが気に入らなかったら、画面上の「魔法の杖」のアイコンをタップすれば、新たなおすすめスポットが表示されます。

3.保存した場所(Saved places)

「おすすめスポット」に表示された目的地で行ってみたいところがあったら、☆マークをタップしてお気に入り登録することができます。お気に入り登録した場所は、「保存した場所」に一覧で表示されます。

4.食べる、飲む(Food & drink)

人気のカフェやレストランが表示されます。こちらも、Googleマップに紐付けられているので、地図や電話番号、レビューも一緒に確認することができます。都市の場合、その国のフードカルチャーについての説明や、ローカルフードの説明も表示されます。

5.日程(Day plans)

周遊プランがテーマ別に作成されます。例えば、バンコクなら、「旧市街2日間:1日目、2日目」、「バンコクの市場探訪」、「バンコクの旧市街と仏教寺院巡り」等。素晴らしいのは、施設の開園時間や、効率よく周遊するための順番などが考慮されている点。移動手段と所要時間も表示されます。自分でプランを作成することも可能です(まだちょっと使いにくい)。

6.移動手段(Getting around)

空港から市内へのアクセス方法、公共交通機関の情報、タクシーのシステムについて、車道のルール、レンタサイクルについての情報などが表示されます。

7.現地の基本情報(Need to know)

救急車や警察への緊急連絡先、ショッピング情報、通貨について、インターネット環境について等、知っておくと便利な現地情報が集約されています。ガイドブックが無くてもこれで間に合いそう。

 

気になったら、アプリをダウンロード

ぜひ、アプリをダウンロードしてアプリを体験してみてください。無料です。

  1. アプリをダウンロード(Google Tripsの公式ウェブサイト右上のGET APPから、Android、iOSバージョンそれぞれのダウンロードページへ。)
  2. 初期設定で、フライトやホテルのブッキングで使っているGmailのアカウントを連結
  3. ホーム画面に進むと、さっそく、自分のこれまでの旅行とこれからの旅行が整理されて表示されています!これからの旅行については「今後」、過去の旅行については「過去」の一覧に表示されます。まさに旅行中の場合は、「現在」以下に出ます。

 

最後に

実際に海外旅行でGoogle Tripsを使ってみました。気になる「おすすめスポット」は、旅の前にお気に入り登録して「保存した場所」に入れておくと、現地でのプランニングがスムーズになります。

「予約の管理」は旅の前から最後まで、色々な場面でよく開いて見ていました。何度も言いますが、「予約の管理」は本当に便利です!

また、Googleマップ上のレビューが以前よりずっと充実していて、旅行中レストランを選ぶ際、とても役に立ちました。これまではTripAdvisorでレビューを確認していましたが、今回Googleマップのレビューだけを参考にする場面が多くありました。

Google Tripsのような旅行日程管理サービスは、以前からありました。しかし、Google Tripsは別格です。例えば、海外のTripIt!やTripCaseというサービス。TripIt!はまだ日本語化されていないため、日本語の予約票を読み込めないというエラーが発生し、利用できません。TripCaseは、日本語版が出ていますが、Google Tripsのように、メールアカウントの同期による自動読み込みは出来ず、ホテル入力も手動でやらなければならなかったり、住所を入力しても正しく国が選択されなかったりで使いにくかったです。

今のところ、私にとってはGoogle Tripsが最強の旅アプリです。あまり観光客のいない小さい街では、情報が無くて使えませんでしたが、今後の旅行でも活躍しそうなアプリです。

 

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