不妊検査:実際に受けた検査項目とかかった費用

不妊検査をやってみようかなと思っても、費用についての情報がほとんど無いと思った方は多いのではないでしょうか。私もそうでした。そこで、実際に私が受けた不妊検査の項目と、毎回通院でかかった費用をまとめます。

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不妊検査にかかった費用

私は計4回、検査の為に通院しました。その後、薬局で買った検査薬で自分でタイミングを確認し自然妊娠に至りました。

あくまでも私のケースですが、どのような流れで、いくらくらいかかったのか、ご紹介します。

合計は、20930円でした。

1回目(4月10日)

【検査項目】

  • 性感染症検査
  • 採血検査
  • 超音波検査

【費用】

合計:11080円

(検査:5679円、 紹介状無しでの初診の為「選定療養費」:5400円)

初めての受診。問診とこれからの検査の流れの説明を受け、上記項目を実施。超音波検査で「多嚢胞性卵巣症候群かも」と言われました。前回の生理から30日ほどたっていましたが、まだ生理が来ていなかったので検査結果を聞きがてら生理前に来て、といわれました。

2回目(4月13日)

【検査項目】

  • 採血検査
  • 超音波検査

【費用】

合計:2490円

(検査:2050円、 抗生物質:440円)

前回の血液検査の結果の説明を受けました。超音波検査で「多嚢胞性卵巣症候群かも」と言われましたが、血液検査のホルモン値などの情報からその疑いはなくなり、ただ排卵しにくい体質という結論になりました。

次回は、卵管の通りに問題がないか検査する「子宮卵管造影」を実施すると説明を受け、規約書にサインをしました。「子宮卵管造影」の検査後に服用する薬も処方されました。また、パートナーの性液検査も早いうちにしたようが良いので、次回にでも持って来て、と言われました。

3回目(4月19日)

【検査項目】

  • 子宮卵管造影
  • 超音波検査

【費用】

合計:4060円

「検査」でありながら、「最初の不妊治療」とも言われる子宮卵管造影検査をしました。私の通っていた病院では、この検査を受けられる曜日と時間帯が決まっていて、週に1、2回しか選択肢がありませんでした。規約書にサインをする必要があったり、ネットでは「痛い」という情報も多々あり、一番不安な検査だったことを覚えています。

この検査では、造影剤を子宮に流して、子宮内腔の状態と卵管の通過性を調べます。検査当日は、レントゲン室で仰向けになり、まず膣内の洗浄を行います。次に膣バルーンを入れて子宮口を広げます。この際、生理痛のようなぐうーと押される痛みがありました。そして、造影剤を注入します。この時も、少し生理痛のような違和感があります。

寝転がったまま、横に設置されたモニターで、リアルタイムで注入剤が卵管を流れていく様子を自分も見ることができます。卵管の通りが悪いと、ここでも強い痛みを感じる場合があるそうです。

最後に膣内の洗浄を行い検査は終了です。かれこれ15分くらいで全て終わったと思います。その場で、卵管の通りには問題ないと診断されました。

検査後は多少出血するので、生理用品をつけておきます。また、抗生物質が処方されますので、それを数日飲みます。

私は検査後、仕事に行きました。痛みの度合いや、検査後の体調などは、個人差があるようです。なので、実際に検査をやってみるまでわかりませんが、この検査をすると卵管の通りが良くなり、数ヶ月は妊娠しやすい状態になると言われています。実際に、私もこの後の排卵日に妊娠しました。

4回目(4月25日)

【検査項目】

  • 超音波検査

【費用】

合計:1650円

検査の一週間後、超音波検査をしました。排卵日を予測することが目的でしたが、私は排卵日までの期間が長いタイプなので、この日はまだ卵胞が小さく、排卵日を予測することはできませんでした。

次の週にまた来てください、と言われたものの、この翌週は予定がつかず、その次の週は生理の予定だったので、次のアポは1ヶ月となりました。

排卵検査薬で排卵日を特定し妊娠

都合がつかず排卵日付近に通院することができなかったのですが、自分で排卵日検査薬を使って、排卵日付近の5日前くらいから検査を始めました。

私は生理不順だったので、予測がつかず、たくさんの検査薬を使い、お金もかかりましたが、自分で検査できるのはすごく便利です。

それまでも排卵検査薬を使って排卵日を特定し、タイミングを合わせることにチャレンジはしていましたが、今思い返すと、ぴったりのタイミングではなかったと思います。妊娠したときは、説明書に書いてある通りのタイミングで行いました。また、卵管検査をした直後だったこともよかったのかもしれません。

生理が来ず、妊娠検査薬で妊娠を確認

その後生理が来ず、軽い二日酔いのような胃のもたれがありました。毎日ネットで妊娠超初期症状を検索し、自分に当てはまるか調べていました。妊娠したいと思っていたはずなのに、あまりにも突然の事態に不安でいっぱいだったことを覚えています。

ちなみに、ネットに書かれている妊娠超初期症状に、おりものが増えるとか、出血が少しあるとか、熱っぽいとか、色々ありますが、私の場合一つも当てはまりませんでした。

ただ、排卵日から2週間経っても生理が来ない、胃もたれがする、ということだけでした。

妊娠がわかってからの通院

不妊検査中に妊娠がわかり、その後出産する愛育病院に移るまで、3回通院しました。かかった費用の合計は、6320円でした。

5回目(5月25日)

【検査項目】

  • 超音波検査

【費用】

合計:1810円

不妊検査中だったので、妊娠がわかったとき、次のアポがすでにとってありました。先生に妊娠検査薬で陽性だったことを伝え、超音波検査をしたところ、胎嚢(たいのう)と言う赤ちゃんの入った袋を確認することができました。

早速、出産する病院を検討し始めたほうが良いと言われました。また、2週間後にもう一度超音波検査をして心拍を確認しましょうと言われました。

6回目(6月5日)

【検査項目】

  • 超音波検査

【費用】

合計:1810円

超音波検査で心拍を確認しました。無痛分娩をしたかったので、病院を変えなければならず、紹介状を書いていただくことになりました。紹介状を受け取るがてら、他の病院に行く前に状況を見ておきましょう、と言うことでもう一度アポを取りました。

7回目(6月13日)

【検査項目】

  • 超音波検査

【費用】

合計:2700円(超音波検査代としてではなく、紹介状代としての請求でした)

超音波検査で赤ちゃんの成長を確認しました。紹介状を受け取り、この病院での検査はこれが最後となりました。

最後に

不妊検査にかかったのは、20930円、そして妊娠後の検査に6320円。ここまでで、合計で27250円でした。

もし、先生のおっしゃる通り、不妊検査にくるカップルの多くが、タイミング法で自然妊娠に至るとしたら、私と同じくらいの費用になる方が多いのではないかと思います。ただ、毎回の診察料はクリニックによってはもっと高額に設定されていることもありますので、その辺で違いが出てくると思います。

あくまでも一個人の一例としてですが、不妊検査にかかった費用についてご紹介しました。参考になれば嬉しいです。

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