【ハワイ】ハワイ島周遊には、レンタカー!交通ルールと注意点のまとめ

ハワイ島(ビッグアイランド)には公共交通網がありません。そこで、レンタカーを利用すると、効率よく周遊することができます。

ハワイのレンタカーは、日本の免許証でも借りることができ、予約は事前にオンラインから可能です。そう聞くと、一見、ハードルが低いように思えますが、私が実際に2016年にハワイ島でレンタカーを利用した際、気をつけた方が良いと思った点をまとめます。

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ハワイ島(ビッグ・アイランド)周遊にはレンタカーがおすすめ

ホノルルのあるオアフ島では公共バス、その名もThe Bus、を使いこなせば、安く、色々なところへいくことができますが、ハワイ島にはそのような公共交通網はありません。

そこで、観光の際は、レンタカーを借りて自分で運転するか、タクシーを利用するか、または送迎付きのツアーを利用するなどして、観光地を巡ることになります。

ハワイでは、入国後1年以内であれば、日本の運転免許証でも運転することができ、気軽にレンタカーを利用することができます。予約も事前にオンラインで可能ですし、日本語ページが用意されてある会社もたくさんあります。JALやANAのマイレージクラブ、その他のクレジットカードブランドによって割引制度も充実しています。

ダラーレンタカーを利用しました(ヒロ空港⇒コナ空港)

事前にRentingCarz(レンティングカーズ)などの比較サイトで数社の値段を比較し、希望の小型車が安かったダラーレンタカー(Dollar)を利用しました。日程は、ホノルル空港からヒロ空港へIN、三日後にコナ空港からOUT。そこで、ヒロ空港で予約しておいた車をピックアップし、現地でクレジットカードで支払いをし、コナ空港で返却しました。

プランは、保険、税金等が含まれた、「らくらくプラン(現地払い)」を選びました。追加運転者登録料(4名分)も含まれており、返却時のガソリン補給も不要なので、とてもお得だと思います。実際に利用してみて、最終日はぎりぎりまで遊びたかったので、ガソリンスタンドに行かずに返却できるのは気が楽でした。

公式ウェブサイトによると、2017年4月から、「らくらくプラン(日本払い)」というもの出ており、これには「らくらくプラン(現地払い)」の内容に加えて、「ロードサービス救援オプション(PERS)」が付いています。鍵の閉じこみなどのトラブルがカバーされるとのことですので、こちらもお得です。

詳細はダラーのウェブサイトをご参照下さい:http://www.dollar.co.jp

 

ハワイで運転するにあたり、知っておきたい運転ルール

当たり前のことですが、日本でも厳禁なことはハワイでも厳禁です、飲酒運転、スマホ運転、シートベルト無しでの運転、絶対に禁止です。

1.左ハンドル、右側通行

日本では、右ハンドル、左側通行、ですが、ハワイ島ではその逆です。

自分以外の車が走っていない道路や駐車場から路上に出るときなど、一瞬どちらの車線を走るべきなのかわからなくなるときがあります。自分の席が中央分離帯側、と意識するとわかりやすいと思います。

2.右折(Right turn)のルール

日本と異なり、ハワイでは基本的には、赤信号でも、一旦停止の上、対向車や歩行者がいなければ右折しても可となっています。特に自分の後ろに他の車が並んでいるときは、もたもたせずに可能であれば右折をしなければなりません。

しかし、例外があります。「NO RIGHT TURN ON RED」という標識があった場合は、赤信号の際、右折もダメです。信号が青になったら、直進も右折も動き出します。

ただし、この「NO RIGHT TURN ON RED」の標識の下に、「EXCEPT FROM RIGHT LANE AFTER STOP」と書かれている場合は、右車線からに限り、一時停止後右折可、となります。

3.左折(Left turn)のルール

交通量の多い交差点には、左折矢印の信号があります。

LEFT TURN YIELD ON GREEN」という標識がある場合は、左折矢印が青になっていなくても、直進用の信号が青であれば左折可です。ただし、直進車が優先となるため、Yield譲りましょう、という意味です。

他方、「LEFT ON GREEN ARROW ONLY」という標識がある場合は、左折矢印が青の場合のみ、左折可、という意味です。矢印が出るまで、左折は禁止です。

4. Yieldは譲れの意味

左折の標識にもありましたが、「YIELD」(イールド)という言葉を標識で見かけると思います。これは、「譲りなさい」という意味です。

例えば、細い一車線の道や、複数の道路が合流するところにYIELD標識があるかもしれません。これがある場合は、自分が譲らなければならない立場にあるという意味で、相手に譲りなさい、ということです。

細い道で対向車がいた場合は、サイドに寄り道を譲ります。合流地点では、前方の道路に優先権があるので、そこを走っている車両が優先となります。

5.スピードについて

「SPEED LIMIT」は、速度制限。「SPEED LIMIT」の下に55と書いてあれば、それは時速55マイル(約88キロ)まで、という意味です。

「MINIMUM SPEED」は、最低速度。ここに書いてある速度以下で走ると、遅すぎてルール違反となります。

6.前にスクールバスが停車したら一旦停止

アメリカのスクールバスは黄色で、SCHOOL BUSと大きく書かれているので一目でそれだとわかります。スクールバスが停止していて、赤いライトが点滅していたら、それは子どもたちが乗降中のサインです。他の車両は一時停止しなければなりません。対向車線の車も一時停止しなければなりません。

7.全席シートベルト必須、8歳以下は要補助シート

2013年より、後部座席でもシートベルト着用が義務化されたそうです。以下、在ホノルル日本国領事館ウェブサイトに掲載されている、「安全の手引き」からの抜粋です。

平成25年5月20日より、後部座席でのシートベルト着用が義務化され、全ての座席でシートベルトを着用しなければならなくなりました。また、8歳未満のお子様を同乗させる場合は、チャイルドシートやブースターシートなどの補助シートを装着しなければなりません。シートベルト違反の場合、運転者の違反となり、違反者1人につき92ドルの罰金が課されます。

在ホノルル日本国領事館 「安全の手引き」より)

 

 ハワイ島の運転で気をつけること

実際にレンタカーでハワイ島を巡ってみた際の感想と注意点のメモです。

1. 皆さんスピード出しています!

街中ではそうでもないのですが、広い道路になるとかなりスピードを出して走る車に遭遇します(特に11号線!)。それに合わせて走っていると気付かぬうちにスピード違反の域に入ってしまいますので、要注意です。私は後ろに車両がくっついてきたときは、なるべく早くサイドによけて、抜いてもらいました。

また、ハワイ島は公共交通機関が無いため、ローカルの方々で飲酒運転をしている人も多いそうです。そのようなことも踏まえ、スピードは標識に従い、車間を十分とって運転するのが最善です。

2.ヒロやボルケーノ付近は大雨や霧に十分警戒を

ヒロは雨の街と言われているそうですが、確かに雨が降りました。ボルケーノに向かう道、11号線では、大雨にも見舞われました。

また、ボルケーノビレッジに宿泊しましたが、山付近では夜と早朝には霧が濃く出ます。夜運転したときは、本当に前が何も見えないくらい霧が出ていて、とてもこわかったです。できれば夜の運転は避けるのが良いと思います。

3.Google mapがあればどこへでも行ける

カーナビは付いていない車でしたが、スマホのグーグルマップが本当に便利でした。ハワイ島の道はとてもシンプルで迷うことはないと思うのですが、私はあって良かったと思いました。

SIMフリースマホを持っている方は、ぜひハワイで使えるSIMカードを入手してデータ通信ができる状態にしておくと良いと思います。私はZIP SIMを使いました、その際のレビュー記事もあります、参考まで:【アメリカSIM】ハワイ旅行でZIP SIMを使ってみました


国際運転免許証はあった方が良いという結論

さて、先に触れたように、ハワイでは、入国後1年以内であれば、日本の運転免許証でもレンタカーを借り、運転することができます。実際、わたしも日本の免許証でレンタカー借りて運転しました。

ただし、在ホノルル日本国領事館によると、ハワイの警察官によっては日本の免許証のみで運転していると無免許運転扱いにするケースもある、ということで、やはり国際運転免許証は持ってた方が良いそうです。

ハワイでは、入国後1年以内であれば、日本の有効な自動車運転免許証及びパスポート(入国後1年以内であることを証明する為)を携帯の上運転することができますが、国際運転免許証のみでの運転は認められていません。一方、ハワイの警察官でも、日本の運転免許証の日本語の記載内容を理解できるとは限らず、日本の免許証を提示したにもかかわらず無免許運転の扱いを受けたケースもあります。その意味で、日本の運転免許証の訳文代わりとして、併せて国際運転免許証を携行することを強くお勧めします。

在ホノルル日本国領事館 「安全の手引き」より)

 最後に

ハワイ島ではレンタカーを借りて、移動するのがおすすめです。道も広く、運転しやすいと思います。ただし、日本と異なる運転ルールや、場所によっては天候も変わりやすいので十分注意して下さい。

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